EXHIBITIONS
LILY SHU × 畑山太志「Naked Image」
自然と人間社会の両方を含む広い意味での環境と人間主体との関係性を、美学と知覚の問題と関連づけて制作を行うLILY SHUと畑山太志。その2人展「Naked Image」がヒルトピア アートスクエアで開催される。
LILY SHUと畑山は、ウイルスによってもたらされた危機と現代社会のデジタル化に際し、不可視なものに関心を持ち制作に取り組んできた。本展では、電子工学技術によってすべてを可視化すべく、存在感が失われてしまった「影」の現象を取り上げ、それを究極的な純粋なイメージとしてとらえた新作を各々が展示する。
写真、コラージュ、ドローイング、溶剤など複合的なメディアを用いて、大きな物語を構成するコードの解体と再構築を試みてきたSHUは、イメージ空間と作品が存在する物理的な空間が交差し、干渉し合うところに、認識と誤解の生成、記憶と忘却の過程をたどる平面・インスタレーション作品を発表。
いっぽう、目に見えない空気感や存在感に対する言葉にしがたい感覚を、ありのままの知覚=「素知覚」と 呼び、絵画作品を制作してきた畑山は、人間中心主義的な尺度を超える存在を、いかに自らの身 体を持って感知できるかについて、そして人間的な「過剰さ、暴力さ」に対する抵抗を持ち、本展 タイトルである「Naked Image(剥き出しの、裸の、無垢のイメージ)」に共感を抱きつつ、それに対して禅問答のようなプロセスを踏まえた新作を公開する。
また会場では、展覧会を構成するにあたって、2人のあいだで交わされた往復書簡のテキストも配布される。
LILY SHUと畑山は、ウイルスによってもたらされた危機と現代社会のデジタル化に際し、不可視なものに関心を持ち制作に取り組んできた。本展では、電子工学技術によってすべてを可視化すべく、存在感が失われてしまった「影」の現象を取り上げ、それを究極的な純粋なイメージとしてとらえた新作を各々が展示する。
写真、コラージュ、ドローイング、溶剤など複合的なメディアを用いて、大きな物語を構成するコードの解体と再構築を試みてきたSHUは、イメージ空間と作品が存在する物理的な空間が交差し、干渉し合うところに、認識と誤解の生成、記憶と忘却の過程をたどる平面・インスタレーション作品を発表。
いっぽう、目に見えない空気感や存在感に対する言葉にしがたい感覚を、ありのままの知覚=「素知覚」と 呼び、絵画作品を制作してきた畑山は、人間中心主義的な尺度を超える存在を、いかに自らの身 体を持って感知できるかについて、そして人間的な「過剰さ、暴力さ」に対する抵抗を持ち、本展 タイトルである「Naked Image(剥き出しの、裸の、無垢のイメージ)」に共感を抱きつつ、それに対して禅問答のようなプロセスを踏まえた新作を公開する。
また会場では、展覧会を構成するにあたって、2人のあいだで交わされた往復書簡のテキストも配布される。