EXHIBITIONS
松岡亮 個展「暇で育つ。」
SAIでは、アーティスト・松岡亮の新作個展「暇で育つ。」を開催する。12月26日まで。
自身のマインドに宿すイメージを、ペインティングや刺繍、インスタレーションへと表現してきた松岡亮。これまで様々な国々を横断し作品を描き続けるその制作は、国内を代表するファッションブランド「ヨウジヤマモト」とのコラボレーションをはじめ、「Joyce Hong Kong(ジョイス・ホンコン)」や「L'ECLAIREUR Paris(レクレルール・パリ)」での展示、アメリカ人作家ポール・オースター全詩集の表紙画提供など、国内外の多様なシーンから注目されてきた。近年では、2020年にオープンしたルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋店舗内を飾るアーティストにも選ばれるなど、今後のさらなる活動が期待されるアーティストのひとりだ。
松岡は10代の頃より日々のライフワークのなかで、絵を描くことに対して真っ直ぐに向き合い、絶えず制作を続けている。作家本人の生きる姿を浮き彫りにし、自身の生活や経験における、その時、その場の感覚の一部を切り取ったかのように描かれる作品には、表現のもつ純粋な力強さが反映されている。美しく豊かな色彩からは、身体性、リズム、呼吸までを感じることができ、それはポストヒストリカルと言われる現代において、改めて私たちにアートの楽しさを再確認させてくれる。
松岡自身の個展のなかでも最大規模となる本展は、すべて新作のアートピースで構成。およそ15メートルの壁面を覆う刺繍作品群から、大小のキャンバスやウッドパネルに描かれるペインティング作品まで、スペースを包む多彩な色層で鑑賞するごとに印象を変化させるエッセンシャルな抽象世界は、見る者に寄り添うかのように向けられる優しいアプローチと化す。
一見すると難しいイメージのある抽象芸術は、シンプルに「色が素敵」「構図が独特」「タッチが面白い」など、見たままの美しさを楽しむことができるのも魅力のひとつ。30年以上のあいだ揺らぐことなく、日々呼吸をするように絵を描き続ける松岡の、現代では稀な制作姿勢をもつ作品群を楽しんでほしい。
自身のマインドに宿すイメージを、ペインティングや刺繍、インスタレーションへと表現してきた松岡亮。これまで様々な国々を横断し作品を描き続けるその制作は、国内を代表するファッションブランド「ヨウジヤマモト」とのコラボレーションをはじめ、「Joyce Hong Kong(ジョイス・ホンコン)」や「L'ECLAIREUR Paris(レクレルール・パリ)」での展示、アメリカ人作家ポール・オースター全詩集の表紙画提供など、国内外の多様なシーンから注目されてきた。近年では、2020年にオープンしたルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋店舗内を飾るアーティストにも選ばれるなど、今後のさらなる活動が期待されるアーティストのひとりだ。
松岡は10代の頃より日々のライフワークのなかで、絵を描くことに対して真っ直ぐに向き合い、絶えず制作を続けている。作家本人の生きる姿を浮き彫りにし、自身の生活や経験における、その時、その場の感覚の一部を切り取ったかのように描かれる作品には、表現のもつ純粋な力強さが反映されている。美しく豊かな色彩からは、身体性、リズム、呼吸までを感じることができ、それはポストヒストリカルと言われる現代において、改めて私たちにアートの楽しさを再確認させてくれる。
松岡自身の個展のなかでも最大規模となる本展は、すべて新作のアートピースで構成。およそ15メートルの壁面を覆う刺繍作品群から、大小のキャンバスやウッドパネルに描かれるペインティング作品まで、スペースを包む多彩な色層で鑑賞するごとに印象を変化させるエッセンシャルな抽象世界は、見る者に寄り添うかのように向けられる優しいアプローチと化す。
一見すると難しいイメージのある抽象芸術は、シンプルに「色が素敵」「構図が独特」「タッチが面白い」など、見たままの美しさを楽しむことができるのも魅力のひとつ。30年以上のあいだ揺らぐことなく、日々呼吸をするように絵を描き続ける松岡の、現代では稀な制作姿勢をもつ作品群を楽しんでほしい。