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EXHIBITIONS

「アニメージュとジブリ展」一冊の雑誌からジブリは始まった

阪急うめだ本店 9階 阪急うめだギャラリー、阪急うめだホール
2021.12.09 - 2022.01.10

© 1984 Studio Ghibli・H

公開時の映画ポスター「機動戦士ガンダム」 ©︎ SOTSU・SUNRISE

当時の雑誌附録

東京会場の様子「風使いの腐海装束」

「『アニメージュとジブリ展』一冊の雑誌からジブリは始まった」が阪急うめだギャラリー、阪急うめだホール(阪急うめだ本店9階)で開催される。会期は2021年12月9日~2022年1月10日。

 1978年に創刊した日本初の本格的商業アニメ雑誌・月刊『アニメージュ』(徳間書店)。アニメ雑誌のパイオニアとして、それまで作品の裏方として決して脚光を浴びることのなかった業界内部、作家や制作に関わる人々を取り上げ、場面写真や制作の舞台裏を見ることができるインタビュー記事を掲載してきた。『風の谷のナウシカ』のアニメーション映画化でスタジオジブリ設立のきっかけとなった本誌は、2021年に創刊43周年を迎えたいまもアニメとファンをつなぐ橋渡し役として愛されている。

 本展では、スタジオジブリのプロデューサー・鈴木敏夫が編集者として活躍していた時期(1970年代末〜80年代)にフォーカス。まだアニメという言葉さえ広がっていない時代から、79年に登場した『機動戦士ガンダム』の大ヒットにより質的にも量的にもアニメが大きく飛躍するブーム期、そして鈴木が後のジブリにつながる高畑勲・宮崎駿両監督を発見し、『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』の映画制作に傾倒するまでの道のりを紹介する。

 会場は4つのエリア「アニメージュ誕生!『テレビまんが』からアニメブームへ」「アニメージュは私たちにすべてを教えてくれた ガンダムが変えた歴史」「加速するアニメブーム 拡大するアニメージュ」「ナウシカへの道 一冊の雑誌から映画が誕生」で構成。『風の谷のナウシカ』のセル画や押井守監督作品『天使のたまご』の貴重な資料、初期ガンダムのプラモデルを使って『機動戦士ガンダム』の名シーンを立体で表現したジオラマなど、作品・資料200点以上が展示される。