EXHIBITIONS
古代中国・オリエントの美術 リターンズ
―国宝“細川ミラー”期間限定公開―
2020年2月より開催し、好評を得た「古代中国・オリエントの美術―国宝"細川ミラー"期間限定公開―」展。新型コロナウイルス感染症拡大の影響によりやむなく途中閉幕となった同展が、今冬、およそ1年10ヶ月ぶりに帰ってくる。
永青文庫の設立者・細川護立(細川家16代、1883~1970)は、幼い頃から漢籍に親しみ、中国の文化に強い憧れを抱いていた。やがて1926(大正15)年から約1年半かけてヨーロッパを巡り、のちに国宝に指定される《金彩鳥獣雲文銅盤》などの中国青銅器や陶磁器を購入し、以降、本格的に中国美術のコレクションを始めた。さらに護立の関心はオリエント美術にまで及び、イスラーム陶器やタイルの優品も蒐集した。
本展では、「細川ミラー」の名で広く知られる《金銀錯狩猟文鏡》(国宝)などを展示。2020年の前回展の出品作に加え、永青文庫では8年ぶりの公開となる《金銀玻璃象嵌大壺》(重要文化財)をはじめとした古代中国の美術13点を新たに展覧する。さらに、高度な技術でつくられた稀少な《ゴールドバンドガラス碗》などのオリエント美術を再び紹介する。
永青文庫の設立者・細川護立(細川家16代、1883~1970)は、幼い頃から漢籍に親しみ、中国の文化に強い憧れを抱いていた。やがて1926(大正15)年から約1年半かけてヨーロッパを巡り、のちに国宝に指定される《金彩鳥獣雲文銅盤》などの中国青銅器や陶磁器を購入し、以降、本格的に中国美術のコレクションを始めた。さらに護立の関心はオリエント美術にまで及び、イスラーム陶器やタイルの優品も蒐集した。
本展では、「細川ミラー」の名で広く知られる《金銀錯狩猟文鏡》(国宝)などを展示。2020年の前回展の出品作に加え、永青文庫では8年ぶりの公開となる《金銀玻璃象嵌大壺》(重要文化財)をはじめとした古代中国の美術13点を新たに展覧する。さらに、高度な技術でつくられた稀少な《ゴールドバンドガラス碗》などのオリエント美術を再び紹介する。