EXHIBITIONS
レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル
レアンドロ・エルリッヒは、国際的に活躍するアルゼンチン出身の現代アーティストで、日本では金沢21世紀美術館に恒久設置された「スイミング・プール」の作家として広く知られている。
大型のインスタレーションから映像まで、エルリッヒの作品は視覚的な錯覚や音の効果を用いて、私たちの常識に揺さぶりをかける。「自分が見ていることは果たして現実なのか」という疑いを観客に抱かせると同時に「いかに無意識のうちに習慣にとらわれて物事を見ているか」という事実を気づかせ、現実を問い直すきっかけを与える。
本展は、エルリッヒの24年にわたる活動の全容を紹介する、世界でも過去最大規模の個展。1995年から2017年までに制作された作品のうち約40点を展示し、その8割が日本初公開となる。教室や地下鉄、エレベーターなど日常にありふれたものがモチーフとして採用され、現代アートに馴染みのない大人から子供まで誰もが楽しめる作品群が置かれる。
観客自らが参加することで初めて完成される体験型の作品も登場。特に人気がある「建物」シリーズでは、観客が床に置かれた建物のファサード(壁面)に寝転がって思い思いのポーズをとると、鏡の効果で、まるで壁や窓枠にしがみついているかのような光景が生まれる。作品の一部になった自分自身の不思議な姿を写真に撮ることも可能だ。
大型のインスタレーションから映像まで、エルリッヒの作品は視覚的な錯覚や音の効果を用いて、私たちの常識に揺さぶりをかける。「自分が見ていることは果たして現実なのか」という疑いを観客に抱かせると同時に「いかに無意識のうちに習慣にとらわれて物事を見ているか」という事実を気づかせ、現実を問い直すきっかけを与える。
本展は、エルリッヒの24年にわたる活動の全容を紹介する、世界でも過去最大規模の個展。1995年から2017年までに制作された作品のうち約40点を展示し、その8割が日本初公開となる。教室や地下鉄、エレベーターなど日常にありふれたものがモチーフとして採用され、現代アートに馴染みのない大人から子供まで誰もが楽しめる作品群が置かれる。
観客自らが参加することで初めて完成される体験型の作品も登場。特に人気がある「建物」シリーズでは、観客が床に置かれた建物のファサード(壁面)に寝転がって思い思いのポーズをとると、鏡の効果で、まるで壁や窓枠にしがみついているかのような光景が生まれる。作品の一部になった自分自身の不思議な姿を写真に撮ることも可能だ。