2020.7.5

「美術への緊急対策要請」からKYOTOGRAPHIEのクラファンまで。今週のアートニュース

今週(6月29日〜7月5日)、国内外であった主なアートニュースをプレイバックしてお届けします。

「art for all」より

美術館再開

・東京都美術館が7月1日に再開。これですべての都立美術館が再開となった。
・2月末より臨時休館してきた三井記念美術館が、7月1日に再開。開館15周年記念特別展「三井家が伝えた名品・優品」も開幕した。
・3月13日より臨時休館しているアメリカのメトロポリタン美術館が、8月29日に再開を予定していることがわかった。再開に伴い、同館の開館150年を記念する展覧会「Making The Met, 1870–2020」まどが開催される。

美術館の新たな動き

・ポーラ美術館が新たなヴィジュアル・アイデンティティ(VI)を発表。新VIは、自然環境と文化/福祉への貢献を目的に多彩なデザインを行う長嶋りかこが手がけた。
・今年10月に開館予定の「ヨックモックミュージアム」が、建築を公開した

新型コロナウイルスの影響

・新型コロナウイルスの影響で会期延期となっていたアートフェア「ART in PARK HOTEL TOKYO 2020」が、開催を中止すると発表した
・今年秋に開催されるはずだった「KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2020」は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、開催時期を2021年2月3日~3月28日に変更することを発表した
・2013年より毎年開催されている国際的な写真祭「KYOTOGRAPHIE」が、コロナによる延期で発生した運営資金の不足を賄うため、クラウドファンディングをスタートさせた
・開幕延期となっている「さいたま国際芸術祭2020」が、新型コロナウイルスのを理由に内容を変更することを発表。秋頃の開催を目指す。
・美術関係者らが美術に特化した公的支援策を求める「美術への緊急対策要請」への署名運動を開始。7月6日まで賛同者を募り、要請書を政府へ提出する。