“アウトサイド”はどこにある? 13組のアーティストによる「アウトサイド・ジャパン展」がクシノテラスで開催へ
日本唯一のアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正の新刊『アウトサイド・ジャパン 日本のアウトサイダー・アート』の刊行を記念した特別展が広島・クシノテラスで開催される。13組のアーティストが参加する本展「アウトサイド・ジャパン展」の会期は2019年1月12日〜2月24日。
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アウトサイダー・アートとは、一般的には美術の教育を受けていない人々の創作のことを指すが、障害のある人々の表現活動にスポットが当たる傾向がある。そんななか、日本唯一のアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正は、障害のある・なしにかかわらず、表現せずには生きられない、「表現者と呼ぶにふさわしい隠れた芸術家」たちを発掘してきた。
櫛野展正の新刊『アウトサイド・ジャパン 日本のアウトサイダー・アート』(イースト・プレス)は、そんなアウトサイダー・アーティストを網羅した日本で初めての著書であり、135名を一挙に紹介する大辞典だ。
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この度、本著の刊行を記念した特別展「アウトサイド・ジャパン展」が広島・クシノテラスで開催。はくのがわ、遠藤文裕、深沢佳那子、ストレンジナイト、小林一緒、新子、あっ!きのこ、スギノイチヲ、なお丸、村上千洋子・茂樹、富松義孝、辻修平、ラーテルさん(あなぐまハチロー)の13組が参加する。
会期中には、新聞紙や段ボールからなる「B級仮装」に扮する、あっ!きのこによるワークショップや、障害者施設「やまなみ工房」に取材したドキュメンタリー映画『地蔵とリビドー』の上映も開催。こちらもチェックしてほしい。
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