ペロタン・ソウルでカイカイキキ所属作家の展覧会が開催。現代美術における「スーパーフラット」の重要性を明示
ペロタン・ソウルで、カイカイキキの所属作家11組による、新作・旧作を含む展覧会「Healing」が開催される。会期は7月23日〜9月4日。
ペロタン・ソウルで、村上隆率いるカイカイキキ所属アーティストによる、新作・旧作を含む展覧会「Healing」が開催される。会期は7月23日〜9月4日。
同展は、村上隆の提唱した「スーパーフラット」の現代美術における重要性を改めて強調する展覧会となる。
「スーパーフラット」の思想は、過去と現在、オリジナルと派⽣、ハイカルチャーとローカルチャーの境界がフラットにすることで、従来の⻄洋美術の伝統に挑戦してきた。加えて同展では、「バブル経済」と陶器の梱包・保護材である「バブルラップ」を掛け合わせ、⽇本のバブル経済時代と並列した現代陶芸の興隆と成熟に言及する「バブルラップ」も重要なキーワードとなる。
同展ではこの「スーパーフラット」と「バブルラップ」の視点において、村上隆、Mr.、MADSAKI、TENGAone、タカノ綾、⻘島千穂、くらやえみ、ob、⼤⾕⼯作室、上⽥勇児、村⽥森の作品を紹介する。
同展について村上は以下のようにコメントを寄せている。「アートとは何か? アジアに⽣まれた私たちにとって、これは尚も極めて重要な問いです。それは今私たちが”アート”と定義しているものは⻄洋美術史が歩んできた道を表しているにも関わらず、ここ東洋には私たち独⾃の歴史があるからです。アーティストとして⽣き残るためには、これら⼆つの⽂化の衝突を解決することを学ばなければなりません」。