アートからガラクタまで。
片山正通が「大好きなモノ」を通して探る、クリエイションの本質
インテリアデザイナー・片山正通が、自身の多彩なコレクションを自ら展示構成する「片山正通的百科全書 Life is hard... Let’s go shopping.」が4月8日より、東京オペラシティ アートギャラリーにて開催される。
インテリアデザイナー・片山正通は、2000年に自身のオフィス・ワンダーウォールを設立。プロジェクトのヴィジョンを共有し、ブランディングにおける空間コンセプトを構築する片山は、訪れる人の潜在意識に触れることを常に意識し、その環境を創造することを強みとしている。
現在までに手がけたプロジェクトは、ユニクロのグローバル旗艦店(NY、パリ、ロンドン、銀座ほか)をはじめ、INTERSECT BY LEXUS(青山、ドバイ)、ユナイテッドアローズ(六本木)、PASS THE BATON(丸の内、表参道、京都祇園)、ピエール・エルメ・パリ 青山など多数。
その仕事のいっぽう、片山はコレクターとしても知られ、彼のオフィスには、買い集めたCDや書籍の膨大なコレクションのほか、旅先で手に入れた骨董、ジャン・プルーヴェやシャルロット・ぺリアンらの家具、さらには、ライアン・ガンダー、サイモン・フジワラ、村上隆などの国内外の現代美術が所狭しと展示されている。
本展では、デザイナー歴25年の節目に、片山が自身のコレクションを美術館に展開。美術館という場をいかにディスプレイするかを通して、その関心の所在やクリエイションの本質を探る。