「映像とは何か」を問い続ける。「恵比寿映像祭2023」が東京・恵比寿で開催へ
映像をめぐる様々な選択肢に目をむけ、「映像とは何か」を問い続ける国際フェスティバル「恵比寿映像祭2023」が東京・恵比寿の東京都写真美術館、恵比寿ガーデンプレイス センター広場、地域連携各所ほかで開催される。会期は2023年2月3日~2月19日。
映像をめぐる様々な選択肢に目をむけ、国内外の映像表現を紹介するとともに、「映像とは何か」を問い続ける国際フェスティバル「恵比寿映像祭2023」が東京・恵比寿の東京都写真美術館、恵比寿ガーデンプレイス センター広場、地域連携各所ほかで開催される。会期は2023年2月3日~2月19日。
恵比寿映像祭は、2009年の第1回開催以来、展示や映像上映、ライブ・パフォーマンス、トーク・セッションなどを複合的に行なってきた映像とアートの国際フェスティバル。映像分野における創造活動の活性化と、映像表現やメディアの発展をいかに育み、継承していくかという課題について広く共有する場となることを目指してきた。
今回で15回目の開催となる本展の総合テーマは「テクノロジー?」。写真や映像、ビデオ、アニメーションなど、高精細で情報量の多いイメージの制作がテクノロジーによって生み出され日常の一風景となった21世紀において、多種多様な映像表現の実践を検証。アートと技術との対話の可能性を考察し、「映像とは何か」という問いをより深めていくことが目的だ。
また本映像祭では継続的なプラットフォームとなるための新たな試みとして「コミッション・プロジェクト」や「オフサイト会場」での展示もあわせて実施される。
「コミッション・プロジェクト」では、日本を拠点に活動する新進作家4名を選出。制作委嘱した映像作品を「新たな恵比寿映像祭」の成果として発表し、将来的に国内外の文化施設や文化組織で発信することで、作家の創造活動を支援するスキームづくりを行うというものだ。選出作家は、荒木悠、葉山嶺、金仁淑、大木裕之。
「オフサイト会場」では、東京2020オリンピック・パラリンピックの公式エンブレムを手がけ、開会式のドローン演出を実現させたメンバーが登場。エンブレムのデザインを手がけた野老朝雄、デジタル・ファブリケーションの技術を使って表彰台を制作した平本知樹、そして「動くスポーツピクトグラム」をデザインした井口皓太らが協働し、変化に富んだ映像を生み出すインスタレーションを発表する。