『ジュブナイル』から『STAND BY ME ドラえもん』まで。松本市美術館で映画監督・山崎貴の展覧会が開催
長野・松本市の松本市美術館で、VFXを活用した作品で知られる映画監督・山崎貴の展覧会が開催される。会期は7月15日〜10月29日。
長野・松本市の松本市美術館で、「映画監督 山崎貴の世界」が開催される。会期は7月15日〜10月29日。
山崎貴は1964年長野県松本市生まれ。2000年に『ジュブナイル』で監督デビューを果たした。国内におけるCGを駆使した映像表現「VFX(ビジュアル・エフェクツ/視覚効果)」の第一人者と言われており、『ALWAYS 三丁目の夕日』(2005)では、昭和の街並みをVFXで表現して第29回日本アカデミー賞最優秀作品賞・監督賞など、13部門中12部門を受賞した。
その後も『SPACE BATTLESHIP ヤマト』『DESTINY 鎌倉ものがたり』などで監督を務め、『STAND BY ME ドラえもん』では、アニメーションの分野でも高い評価を受けた。
本展は、山崎がつくりあげる映像の世界を、絵コンテやデザイン画、映像制作のために作られたミニチュアや出演者の衣裳、実物大のセットをはじめ、VFXの制作過程、完成映像などを通じて紹介する。
会場ではデビュー作『ジュブナイル』に登場するロボット「テトラ」や会場セット、『STAND BY ME ドラえもん』シリーズの制作の際に使われた「のび太の部屋のミニチュア」を紹介。
また、『 ALWAYS 三丁目の夕日』の昭和の街並みを再現するミニチュアや CG合成のために描かれたマット画なども展示。さらに山崎がこれまでに描き溜めたラフスケッチやデザイン画、構想中のラフコンテなども一挙公開される。