メゾン マルジェラが渋谷で没入型のインスタレーションを展示。表参道店のリロケーションオープンを記念
メゾン マルジェラが、8月10日に表参道店のリロケーションオープンを記念し、大規模なインスタレーション「シネマ・インフェルノ」を東京・渋谷のパークウェースクエア2で展示している。会期は8月15日まで。
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8月10日に表参道店のリロケーションオープンを控えているメゾン マルジェラ。それを記念し、最新の2022年「アーティザナル」コレクションを展示するオフサイトのインスタレーション「シネマ・インフェルノ」が8月15日まで東京・渋谷のパークウェースクエア2で開催されている。
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このインスタレーションは、メゾンのクリエイティブ・ディレクター、ジョン・ガリアーノが構想した物語『シネマ・インフェルノ』に基づいたもの。昨年7月、パリのシャイヨー宮での2022年「アーティザナル」コレクションの発表において、ジョン・ガリアーノはイギリスの演劇カンパニー、Imitating the Dogとコラボレーションし、この物語をオートクチュールと映画、演劇が一体化したアッサンブラージュ・パフォーマンス作品として完成させた。
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さらに、今年1月パリのメゾンの本社で「Co-Ed」コレクションのショーにあわせて、そのパフォーマンスを発展させ、ストーリーとテーマを視覚的に表現する劇場型のインスタレーションが発表された。
東京でのインスタレーションは、パリの作品をベースに物語をたどりながらも、オリジナルの展示構成になっているという。会場では、ペンキで描かれたようなメゾン マルジェラのアイコニックな「タビ」の足跡が、鑑賞者をマネキンとセットで構成された物語の場面へと誘う。
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エントランスを抜けて進むと、スクリーンや物語『シネマ・インフェルノ』の登場人物を演じるマネキンが置かれており、地下1階にはスクリーン版『シネマ・インフェルノ』を投影した天井まで鏡のミラールームも設置され、感情と感覚を揺さぶられるままに物語の世界に没入する体験ができる。
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