2024.1.11

エイベックスが企画展「RE:FACTORY_2」を開催へ。23名のアーティストが「音楽」をテーマにした新作を発表

「音楽とアート」をテーマに、気鋭のアーティスト総勢23名による「音楽」をテーマにした新作を展示・販売する展覧会「RE:FACTORY_2」が東京・西麻布のオルタナティヴ・スペース「WALL_alternative」で開催される。会期は1月12日〜2月3日。

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 「アート×音楽」をコンセプトに、昨年3月に新しいアートフェア「MEET YOUR ART FAIR 2023『RE : FACTORY』」を開催したエイベックス・クリエイター・エージェンシー。同社が運営するオルタナティヴ・スペース「WALL_alternative」で、新たな企画展「RE:FACTORY_2」が1月12日〜2月3日の会期で開催される。

 本展も引き続き「音楽とアート」をテーマに、過去に森山未來がMCを務めるYouTube番組「MEET YOUR ART」に出演した気鋭のアーティスト総勢23名の作品を、それぞれの作家の音楽にまつわるテキストとともに展示・販売するもの。アートと音楽との相互影響を探る。

 参加作家は、Dan Isomura × Sareena Sattapon、大久保紗也、大野修、岡田佑里奈、加賀美健、金氏徹平、川人綾、後藤夢乃、GORILLA PARK、高山夏希、東城信之介、那須佐和子、長谷川彰宏、藤倉麻子、布施琳太郎、松岡柚歩、丸山太郎、南谷理加、谷敷謙、やましたあつこ、山田康平、山田美優、油野愛子。

高山夏希 1_24 2024

 例えば、小学生のときに初めてのライブ体験として浜崎あゆみのコンサートを訪れたという高山夏希は、次のようなテキストを寄せている。「制作や展覧会をつくることに向き合う日々で、もちろん聞くものは多様になったけれど、それでも自分を一番奮い立たせてくれる曲は、自分の変化する趣味嗜好とはまた別次元にある。それが私にとって、浜崎あゆみさんの音楽だ。自分の眼や手を動かしながら、耳から曲を聴くことで、あゆに憧れた原点の自分を何度でも再生し、生きる力をみなぎらせることができる」。本展では、作家が「VHSで何度も何度も見て聴いた大好きな曲」だという浜崎あゆみの「Heartplace」をイメージして制作した作品が展示される。

山田美優 Let Go(hommage) 2023

 そのほか、アヴリル・ラヴィーンのデビューアルバム『Let Go』のジャケットをオマージュした山田美優の絵画や、スピッツの「ウサギのバイク」という曲を聞いて思いついたイメージをもとに制作した南谷理加の作品、やくしまるえつこが羽田空港の国際線到着エリアのために作曲したサウンドを聴きながら描いた布施琳太郎の作品なども紹介される予定だ。

 なお1月12日と13日には、2日間にわたりオープニングプレビューが実施。作家の在廊はもちろん、併設するバーでもスペシャルなメニューが提供されるという。また、会期中には様々なイベントも予定されている。

山田康平 Landscape 2023
大久保紗也 Primeval 2024