折元立身のオンライン展覧会が川崎市市民ミュージアムのウェブサイトで開催。新作《ラーメンをかぶる》も初公開
現代美術家・折元立身(おりもと・たつみ)のオンライン展覧会「折元立身 生活を感じる、おもしろい作品が生まれた。 1946-2024」が、川崎市市民ミュージアムのウェブサイトで開催される。会期は3月1日〜29日。
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川崎市市民ミュージアムのウェブサイト内にある「the 3rd Area of “C”―3つめのミュージアム―」で、現代美術家・折元立身(おりもと・たつみ)のオンライン展覧会「折元立身 生活を感じる、おもしろい作品が生まれた。 1946-2024」が開催される。会期は3月1日〜29日。
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折元は1946 年川崎市生まれ。「フルクサス クロック」展(ニューヨーク、1974)、「第49回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展」(イタリア、2001)、「第1回横浜トリエンナーレ」(神奈川、2001)など多数の展覧会に参加。顔中をフランスパンで埋め尽くした「パン⼈間」や、認知症を患った⺟の世話をしながら作品にした「アート・ママ」シリーズ等で注⽬され、国際展や世界各地の美術館で個展やパフォーマンスを⾏ってきた。川崎市市民ミュージアムでは2016 年に回顧展「生きるアート 折元立身」が開催された。
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本展では、2006 年に市民ミュージアムで開催されたパフォーマンス《50人のおばあさん》などの代表的な作品を紹介するとともに、新作パフォーマンス《ラーメンをかぶる》を初公開する。
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新作《ラーメンをかぶる》のパフォーマンスは、2019年10月に発生した台風で被災し取り壊しが決まっている、旧川崎市市民ミュージアムの逍遥展示空間で行われたもの。目の前で繰り広げられる暴力的とも思える出来事に、ある人は困惑し、目を背けるかもしれない。この作品は、折元の活動の根底にある、生きることへの自問自答へのひとつの答えといえる。本展では、このパフォーマンスの動画とともに、ドローイングを公開し、制作の過程を紹介。加えて、折元へのインタビューでは、生い立ちから現在までの作家活動について、さらに詳しく探る。
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なお、本展に協力したキュレーター・深川雅⽂による初の評伝『⽣きるアート 折元⽴⾝』も発売された。深川が⻑年の取材を通してつづる、不世出のアーティストの知られざる物語となっている。
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