江戸東京博物館の仮囲いがアートに。「TOKYO CITY CANVAS」が公開中
長期休館中の東京都江戸東京博物館(江戸博)。その仮囲いを同館コレクションをもとに彩るプロジェクト「TOKYO CITY CANVAS」が公開されている。
現在長期休館中の東京都江戸東京博物館(江戸博)。その仮囲いを同館コレクションをもとに彩るふたつの壁画プロジェクト「TOKYO CITY CANVAS」が公開されている。
江戸博といえば、東洲斎写楽による《市川 鰕蔵の竹村 定之進》の左目をもとにデザインされたロゴマークが印象的だ。同プロジェクトのうちのひとつは、アーティスト・小牟田悠介とともに墨田区立両国中学校、日本大学第一中学・高等学校の生徒が、その目に込められた思いを様々な視点から解釈。浮世絵版画の仕組みをベースにスプレーと型紙の手法を用いて、絵のなかのパーツを自由に組みあわせながら独自の「写楽の眼」を表現したものとなっている。この壁画は来年9月頃までの公開予定となっている。
もうひとつは、江戸博のコレクションから約30点を選定し、鑑賞ワークショップを通じて現代の視点からそれらの魅力を深掘りする「未来人の発見」だ。こちらは11月23日の鑑賞ワークショップを経て、来年1月に壁画として完成、3月までの公開だ。ワークショップへの参加については公式ウェブサイトを確認してほしい。