江戸東京博物館が来年4月から長期休館へ。大規模改修工事のため
東京・両国の東京都江戸東京博物館が、大規模改修工事のために来年4月1日から2025年度まで長期休館に入ることがわかった。
東京・両国の東京都江戸東京博物館が、来年4月から長期休館に入ることがわかった。
同館は開館から約30年が経過。設備をはじめ施設全体の経年劣化が進んできていることから、全面的な設備機器更新等の大規模改修工事を行うため、2022年4月1日から2025年度中までの予定で休館する。
江戸東京博物館は1993年に開館。「メタボリズム」の提唱者として知られる菊竹清訓が設計を手がけた高床式の倉をイメージしたユニークな建築が特徴で、常設展では江戸・東京の歴史と文化を実物資料や復元模型などを用いて紹介してきた。また、年5~6回の特別展・企画展を開催するほか、講座や体験教室などの活動を展開している。
同館は4月4日まで、ベルリン国立博物館群の「エジプト博物館」に収蔵される、古代エジプト・コレクションのなかから約130点の名品を展示する特別展「国立ベルリン・エジプト博物館所蔵 古代エジプト展 天地創造の神話」を開催中。また、4月24日からは、葛飾北斎と歌川広重の富士を描いた浮世絵をストーリー展開で展示する特別展「冨嶽三十六景への挑戦 北斎と広重」を開催する予定だ。