写真で立体を立ち上げる。韓国人アーティスト・高明根が日本では11年ぶりの個展開催
韓国人アーティスト・高明根(コウ・ミョンクン)の個展「A blending space」が東京画廊+BTAPで開催されている。本展は12月30日まで。
1964年ソウル生まれの高明根(コウ・ミョンクン)は、87年にソウル大学彫刻科を卒業後、91年にニューヨークのPratt Instituteを修了。現在はソウルを拠点に制作活動を行い、国内外の個展やグループ展に参加している。
高の作品は、写真をフィルムにデジタル印刷し、それを透明なプラスチックにラミネート加工した後、ヒートガンを使用して立体的に組み立てるというもの。80年代からこの手法に取り組み、自然、建築物、人体を主な被写体としてシリーズを展開している。
2006年に同画廊で開催して以来、日本では11年ぶりの個展となる本展では、高が撮り貯めたアジア諸都市の写真を用いた作品を展示する。