矢内原美邦による演劇作品『曖昧な犬』が新キャストで東京初上演
ダンサー、振付家、演出家などとして活動する矢内原美邦のソロプロジェクト「ミクニヤナイハラプロジェクト」による演劇作品『曖昧な犬』が、東京・吉祥寺シアターで上演される。公演期間中には、吉祥寺の2つのギャラリーで関連展示も開催される。
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ダンサー、振付家でもあり、ダンス・カンパニー「ニブロール」を主宰する矢内原美邦が、2005年に演劇作品を制作することを目的に立ち上げた「ミクニヤナイハラプロジェクト」。その第11作目として17年3月に大阪で初演を迎えた『曖昧な犬』が、出演者を新たにし、作品に磨きをかけ、東京・吉祥寺シアターで上演される。
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宮沢賢治作の童話『ガドルフの百合』の作中に登場する「曖昧な犬」をタイトルとした本作は、何もかも“記録”することで薄れていく“記憶”、あらゆる境界線が曖昧になっていく社会、そして自分がいる世界から脱することのできない閉塞感を、光のない小さな部屋に閉じ込められた3人の人物の姿を通して描き出す。出演は、石松太一、菊沢将憲、細谷貴宏。
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また、公演期間中の3月23日〜25日には吉祥寺の2つのギャラリーで関連企画も開催。ミクニヤナイハラプロジェクトのチラシデザインを務めているデザイナー・石田直久が、写真家・中島古英とともに、本作に関連する写真やテキストなどを展示する。
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