ボストン現代美術館が新しい人事を発表。牧亜美を最高執行責任者に任命
ボストン現代美術館が新しい人事を発表した。最高執行責任者に任命された牧亜美は、約20年アメリカの美術館で役職に務め、美術館のコレクションや運営に関する活動を行ってきた経歴を持つ。
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アメリカの主要美術館のひとつであるボストン現代美術館が、牧亜美を新しい最高執行責任者と任命した。任期は2019年1月7日から。
ニューヨークのイサカ・カレッジで学士号、マサチューセッツ州のタフツ大学で修士号を取得した牧は、1997年から2015年までボストン美術館でギャラリープランニング部門長など様々な役職に務め、アメリカ美術や現代美術ギャラリーの企画を率いていた。
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2015年3月からは、ウェルズリー大学のデイヴィス美術館で運営とコレクション管理部門の副部長を担任し、長期計画の推進や大規模なプロジェクトの管理、日常業務の監督など、美術館のすべてのコレクションと運営に関する活動を行ってきた。
ボストン現代美術館館長ジル・メドブダウは、「亜美の戦略的な美術館管理の専門知識やプロジェクト管理とコラボレーションの経験から、新しい最高執行責任者としての業務内容には彼女は理想的です」とコメント。
新たな役割は、スタッフや設備、事業開発、データシステムなど美術館のインフラを強化することで、美術館の今後の目標をより効果的に達成することが期待されている。