オルタナティヴなアートの学校「スクール・イン・プログレス」が8月開講。講師は山本高之、mamoru、白川昌生ら
「暮らす」「つくる」をキーワードとしたオルタナティヴなアートの学校「スクール・イン・プログレス」が8月9日から18日にわたって鳥取県にて開講。2015年にスタートし、第3回となる今年は山本高之、mamoru、白川昌生、井口和泉 、安田葉らが講師を務める。
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鳥取県で行われる「スクール・イン・プログレス」とは、「暮らす」「つくる」という人の根源的な営みをキーワードに、日常とすでにあるものをを見つめ直し、創造性のありかを見つけ、それを自らの内に育む力を身につけるためのオルタナティヴなアートの学校のこと。
山本高之とmamoruいうふたりのアーティストを共同ディレクターに迎え、リサーチやフィールドワーク、ワークショップ、ディスカッションといったアーティストの制作プロセスをベースとした実践的なカリキュラムを実施。感覚をすまし、思考を深めることで世界を学び直すことを試る。
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第3回目となる今回は、もっとも身近でありながら未知な存在である「身体」に着目したプログラムを行う。意識が宿る場であり、技術や記憶が蓄積し、快/不快を感じ喜怒哀楽が生じる生命、そして精神を含んだ存在でもある身体。こうした機構の複雑な働きにより、インスピレーションを得たり、芸術作品を含め様々なものを生み出したりすることが可能となるが、このプログラムでは、様々なアプローチにより「身体にdive-in(飛び込み)」することで、見過ごし忘れ去っていたものに触れ、「知覚しなおすこと」を図る。そして、その経験によって把握した世界とやりとりしながら何かをつくり出してみることで、再び世界へと「dive-out(飛び出す)」するという。
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山本高之、mamoru、白川昌生らアーティストが講師を務めるほか、食や古武術、サーフィンといったさまざまなジャンルに精通した専門家たちが特別講師として参加する。「身体についてのプラクティス 01『古武術してみる。』」「身体についてのプラクティス03-1『海に行く。(前編)』」「映像に関するプラクティス02『過去の出来事を具体的に想像し、未来を想う。身体を通して。(2日目)』」などユニークなプログラム詳細は、ウェブサイトからチェックしてほしい。
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