2020.5.13

国立科学博物館の特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」が中止に。新型コロナの影響

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、2月29日から臨時休館していた国立科学博物館の特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」が、開催中止となった。

国立科学博物館「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」1章「『和食』とは」展示風景より 撮影=大木大輔
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 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、2月29日から臨時休館している東京・上野の国立科学博物館。休館にともない開幕が延期となっていた同館の特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」(本来の会期:3月14日〜6月14日)の中止が発表された。

 特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」は、世界的に注目を集めている和食の魅力を紹介する展覧会。日本列島の自然がもたらした多様な食材や、発酵技術や調理法、歴史的変遷といった多角的な視点から掘り下げ、標本・資料等を用いた科学的な解説と、4Kやデジタルアートなどの映像演出で紹介する展覧会だった。

国立科学博物館「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」2章「列島が育む食材」展示風景より 撮影=大木大輔

 開催中止に伴い、同展では購入済のチケットの払い戻しを実施。払い戻し期間や方法についてはウェブサイトで案内されている。

 なお、展示風景はウェブ版「美術手帖」の「Museum from Home」でも紹介している。残念ながら中止となってしまった同展だが、その魅力に少しでも触れてほしい。