東博や東近美など国立施設、「再開」から一転「休館継続」へ。都の反発受け
12日からの再開を発表していた国立美術館・国立博物館が、一転して「休館継続」することとなった。都の反発を受け、対応を変えたかたちだ。
12日より緊急事態宣言が延長されるなか、美術館/博物館が揺れている。12日からの再開を発表していた国立美術館・国立博物館が、一転して「休館継続」に舵を切った。NHKが報じた。
この変更は、東京都からの反応を受けてものだ。都は、ミュージアムの再開を決めた文化庁に対し、休館継続するよう書面で抗議。しかし萩生田光一文部科学大臣も都の方針には反対する姿勢を見せていた。
11日、小池知事は「(休業要請は)国の法律に基づいてやっていることなので、ご協力いただきたい」とあらためて休館継続を要請。この主張を汲んだかたちとなった。
休館となるのは、東京国立博物館、国立科学博物館、東京国立近代美術館、国立映画アーカイブ、国立新美術館。