第66回岸田國士戯曲賞受賞作品。範宙遊泳『バナナの花は食べられる』がYouTubeで無料配信中
第66回岸田國士戯曲賞受賞を記念し、東京を拠点に活動する演劇集団・範宙遊泳が今年3月に公演した劇作『バナナの花は食べられる』が、5月15日までの期間限定でYouTubeで無料配信されている。
第66回岸田國士戯曲賞を受賞した範宙遊泳『バナナの花は食べられる』が、5月15日までの期間限定でYouTubeで無料配信されている。
同作は、東京を拠点に活動している演劇集団・範宙遊泳が今年3月25日〜28日に東京・江東区にある森下スタジオで公演した劇作。脚本と演出を手がけたのは、範宙遊泳の代表を務める劇作家・演出家の山本卓卓。
ストーリーは、33歳の元詐欺師前科一犯である“穴蔵の腐ったバナナ”がマッチングアプリで友達を募り、出会い系サクラのバイトをしていた“男”がバナナに興味を持ったことで、バナナと男が探偵の真似事をしながら諸悪の根源を探す、という物語だ。
映画評論家・佐々木敦は同作について、「山本卓卓は渾身の傑作を書き上げ、そしてそれは困難な状況と厳しい条件の下、力強く美しい舞台として上演された」と評している。
なお、戯曲は5月6日に白水社より出版。新作公演『ディグ・ディグ・フレイミング!』は6月に東京芸術劇場シアターイーストで予定している。そちらもあわせてチェックしたい。