2022.6.1

「アーツ千代田 3331」が23年3月で契約満了。今後の恒常的な施設利用に向けて工事を予定

「アーツ千代田 3331」を運営する合同会社コマンドAが、2023年3月に施設利用が契約満了となることを告知した。満了後は恒常的な施設利用のための工事が行われる予定。

「3331 ART FAIR 2020」開催中のアーツ千代田 3331

 東京・秋葉原の旧練成中学校を利用したアート施設「アーツ千代田 3331」を運営する合同会社コマンドAが、2023年3月に同施設が千代田区との契約満了を迎えることを告知。今後の方針も発表した。

 「アーツ千代田 3331」は千代田区の文化芸術施設「ちよだアートスクエア」のプロジェクトとして、旧練成中学校を暫定利用するかたちで運営されてきた。延長を含めて13年にわたり運営されてきた同施設の契約が、23年3月31日に満了となる。

 千代田区は同施設の実績を踏まえ、旧練成中学校を恒常的な文化芸術施設として利用する方針を22年1月に打ち出している。竣工から44年となる校舎は電気や空調設備の大規模改修が必要であり、調査や設計、改修工事が今後発生するため、工事期間中は一時的に施設利用ができなくなる見通しだ。

 今後の方針や計画について千代田区は詳細の検討を進めており、進捗については「アーツ千代田 3331」より適宜情報を発信していくという。