ホックニー展などが21時までオープン。「サマーナイトミュージアム」が4年ぶりに実施
都立の文化施設を対象に、期間中の金曜日の夜に夜間特別開館などのイベントを行う「サマーナイトミュージアム」が4年ぶりに開催される。
公益財団法人東京都歴史文化財団は、夏休み期間に当たる7月20日〜8月31日、都立の文化施設を対象に4年ぶりに「サマーナイトミュージアム」を実施すると発表した。
今年は、東京都美術館(7月28日〜8月25日の金曜日17:00~20:00)、東京都庭園美術館(7月21日〜8月25日の金曜日17:00~21:00)、東京都写真美術館(7月20日〜8月31日の木・金曜日17:00~21:00)、東京都現代美術館(7月21日〜8月25日の金曜日17:00~21:00)に加え、東京都渋谷公園通りギャラリー(7月21日〜8月25日の金曜日17:00~21:00)の計5施設が参加。夜間特別開館中は、学生無料など観覧料の割引(一部の展覧会は対象外)や特別イベント、館内レストランやショップの特別サービスなど、 夜だけの特典が用意される。
期間中、例えば東京都現代美術館では、7月15日に開幕したデイヴィッド・ホックニーの大規模個展「デイヴィッド・ホックニー展」をはじめ、有川滋男、山本麻紀子、渡辺篤(アイムヒア プロジェクト)、武田力、中島伽耶子のアーティスト5人の作品を紹介する「あ、共感とかじゃなくて。」、同館のコレクションを紹介する「MOTコレクション 被膜虚実/特集展示 横尾忠則―水のように/生誕100年 サム・フランシス」を金曜夜にかぎり21時まで見ることができる。
東京都美術館では、ミュージアムショップと2つのレストラン「RESTAURANT MUSE(レストラン ミューズ)」「RESTAURANT salon(レストラン サロン)」が20時まで営業を延長するほか、レストランでは17:30以降の来店者を対象に5パーセントの割引も実施する。
なお「サマーナイトミュージアム2023」と同時期に、独立行政法人国立美術館、公益財団法人東京都歴史文化財団は、都立の美術館4館に加え、東京国立近代美術館、国立西洋美術館、国立新美術館をめぐる謎解きイベント(7月22日〜9月3日)を合同で実施。東京都江戸東京博物館の分館である江戸東京たてもの園でも、8月5日と6日限定で「たてもの園 下町夕涼み」を開催する。