「大地の芸術祭」の里で過ごす夏休み。新作先行公開やプレイベントも開催
3年に一度「大地の芸術祭」が開かれている新潟県十日町市・津南町で、8月5日から夏のイベントが開催される。芸術祭作品の限定公開や、新作の先行公開のほか、子どもから大人まで楽しめる多彩なプログラムが予定されている。
2000年にスタートし、3年に一度、新潟県十日町市・津南町で開催されている「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」。2018年の次回開催を前に、8月5日から20日までの16日間、夏のイベントプログラムが開催される。
注目は、「大地の芸術祭2018」の新作先行公開だ。松代城山には、ジョン・クルメリングが無限大の記号「∞」をイメージして制作した展望台が新設。築50年余の木造校舎を改築した宿「三省ハウス」では、今年春にオープンしたレアンドロ・エルリッヒの作品《Lost Winter》がバージョンアップされ、新たなしかけが登場する。
また、「大地の芸術祭2018」プレイベントとして、今年「Reborn-Art Festival」を初開催する小林武史によるアコースティックライブや、「大地の芸術祭」総合ディレクターの北川フラムとのトークショーも行われる。
さらに、ジェームズ・タレルの《光の館》など、空家や廃校を使った作品を期間限定で公開。開発好明や木村崇人などのアーティストが参加する「水あそび博覧会」、日本最大級レジャー体験サイトを運営するasoview!(アソビュー)がプロデュースする「山あそび博覧会」など、子どもが楽しめるイベントも開催される。
ほかにも多彩な展覧会やイベントが多数企画されており、それらを巡るツアーも用意されている。夏休みは、「大地の芸術祭」の里でアートと里山を楽しんでみてはいかがだろうか。