SBIアートオークションで草間彌生作品が1億3000万円で落札。日本初のNFTアートオークションも同時開催
SBIアートオークションは東京・代官山のヒルサイドフォーラムで、日本初のNFTアートオークション「NFT in the History of Contemporary Art」が組み込まれた「モダン&コンテンポラリーアートセール」を、10月29日と30日に開催した。そのハイライトをレポートする。
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10月29日と30日に、SBIアートオークションは東京・代官山のヒルサイドフォーラムで「モダン&コンテンポラリーアートセール」を開催。また、このオークション内には、日本初のNFTアートオークション「NFT in the History of Contemporary Art」も組み込まれ、8ロットが競売された。
今回のオークションは2日間にわたったが、「NFT in the History of Contemporary Art」も含めて高額落札が多々見られた30日の様子をレポートしたい。
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30日はまずNFTオークション「NFT in the History of Contemporary Art」の8ロットの競売からオークションがスタートした。このオークションは、文化研究者の山本浩貴をゲストキュレーターに迎え、NFTアートの美術史文脈での位置づけや、それが実現する現代美術の未来について、オークションを通して探ることを目指すものだ。
出品されたのは、スプツニ子!、ケニー・シャクター、ウダム・チャン・グエン、デヴィッド・オライリー、たかくらかずき、ルー・ヤン(陸揚)、ユゥキユキ、セーワ・アテイファのアーティスト8名による8作品。「社会的規範、構造、人種、階級、ジェンダーなどに対して興味を持ち、問題提起を行っている」や「今後資産価値が向上していく可能性が高い」といった基準で選ばれた。
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8作品のうち、もっとも高い予想落札価格である400〜700万円がつけられたのは、気鋭のメディアアーティスト、ルー・ヤンの《1. DOKU Hello World/2. DOKU HUMAN》だ。人間固有の欲求、性や人種、宗教などの属性に縛られない、作家自身の理想像を顕現させた肉体を持つ「DOKU」がパフォーマンスをするこの映像作品は、500万円で落札。
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2 single-channel videos, 3’25" and 3’29" ED. 3/6 提供=SBIアートオークション