「フリーズ・ソウル2024」の出展ギャラリーが発表。110軒以上が参加
今年9月4日〜7日に開催される第3回目となる「フリーズ・ソウル」が、出展ギャラリーとプログラムの詳細を発表した。世界30の国と地域から110以上のギャラリーが参加する。
第3回目となるフリーズ・ソウルが、9月4日〜7日の会期でソウルのCOEXにて開催される。
今年のフェアには世界30の国と地域から110以上のギャラリーが参加。その多くはアジアに本拠地を置き、とくに韓国にスペースを持つギャラリーだ。メインセクション「ギャラリーズ」や古美術から20世紀後半までの作品を紹介する「フリーズ・マスターズ 」、アジアを拠点とするギャラリーがアーティストの個展を行う「フォーカス・アジア」のほか、パフォーマンス・アートを紹介する新しいセクション「フリーズ・ライブ」や「フリーズ・ソウル・アーティスト・アワード」の第2弾、トークシリーズなどのプログラムも充実している。
「ギャラリーズ」セクションでは、世界各国から80以上のギャラリーが集結。ガゴシアン、ハウザー&ワース、ペース、タデウス・ロパック、デイヴィッド・ツヴィルナーなどのメガギャラリーが再び出展するいっぽうで、ロサンゼルスのBel Amiや香港のExit、プリシュティナとブリュッセルを拠点とするLambdaLambda、トビリシのLC Queisser、台北のMind Set Art Center、メキシコシティのProyectos Monclovaなどのギャラリーが新たに参加する。
日本からはANOMALY、タカ・イシイギャラリー、Yutaka Kikutake Gallery、小山登美夫ギャラリー、MAHO KUBOTA GALLERY、MISAKO & ROSEN、NANZUKA、TARO NASU、SCAI THE BATHHOUSE、Take Ninagawaがこのセクションに参加する。
「フリーズ・マスターズ 」では、Gana ArtやHakgojae Gallery、東京画廊+BTAPなど再参加するギャラリーに加え、Asia Art Center、DAG、Liang Gallery、Mizoe Art Gallery、Galerie du Monde、Gallery Shillaなどが初めて参加。アジア地域で活動するギャラリーの参加が大幅に増える。「フォーカス・アジア」では、東京のKAYOKOYUKIとPARCELをはじめ、2012年以降にオープンした10のギャラリーが10組のアーティストの個展を開催する。
また、今年のフリーズ・ソウルの会期中に韓国の釜山ビエンナーレと光州ビエンナーレは開催/開幕。ソウル市内の美術館では、「Talking Body: Asian Women Artists」展(国立現代美術館 ソウル館)、エルムグリーン&ドラッグセット個展(アモーレパシフィック美術館)、ス・ドホ個展(アート・ソンジェ・センター)など多彩な展覧会が予定されている。
フリーズ・ソウルのディレクターであるパトリック・リーは、今年のフェアに対して次のような期待を寄せている。「今年9月にフリーズ・ソウルを開催できることを大変嬉しく思う。多様な観客をフェアに呼び込み、参加ギャラリーの素晴らしいプレゼンテーションにスポットライトを当てることを楽しみにしている」。