「あいち2022」のプレイベント。公募展「ARTS CHALLENGE 2022」が7月3日より作品募集を開始
若⼿アーティストを対象に活動発表の場を提供することで、愛知から世界を舞台に活躍するアーティストの輩出を⽬指す公募展「ARTS CHALLENGE」。その第12回は国際芸術祭「あいち2022」のプレイベントとして開催し、8名/組程度を選出する。
2007年から、39歳以下の若⼿アーティストを対象に活動発表の場を提供することで、愛知から世界を舞台に活躍するアーティストを輩出してきた公募展「ARTS CHALLENGE(アーツ・チャレンジ)」。その第12回の募集が7月3日から始まる(8月30日まで)。募集するのは、愛知芸術文化センターのパブリック・スペースを活用する作品プランだ。
「あいちトリエンナーレ」から名称変更して開催される国際芸術祭「あいち2022」のプレイベントとなる「ARTS CHALLENGE 2022」は、「I Got Up 生きなおす空間」をテーマに作品プランを募集。「I Got Up」は、「あいち2022」のテーマ「STILL ALIVE」同様、愛知県出身のアーティスト・河原温の同名作品に呼応している。作品プランは「I Got Up」を直接参照したものから、独自に解釈したものまで展開可能。また、普段は作品展示で使用されることが少ない空間が「生きなおす」ような、場所の特性にポジティブに応答するプランであることが重要となる。ジャンルや素材は問わない。
審査を担うのは、沢⼭遼(美術批評家)、新藤淳(国⽴⻄洋美術館主任研究員)、⽵村京(アーティスト)、中村史⼦(愛知県美術館主任学芸員/国際芸術祭「あいち2022」キュレーター)。また特別審査員として、「あいち2022」芸術監督の⽚岡真実も参加し、応募書類の通覧を行う。
入選作家は国際芸術祭「あいち」組織委員会事務局の学芸スタッフによるサポートを受けながらの作品制作が可能。作品は愛知芸術⽂化センターのアートスペースXのほか、館内のパブリック・スペースで2022年1⽉22⽇〜2⽉6⽇のあいだ展示される。
⼊選は8名/組程度で、それぞれに活動奨励費30万円を支給。また開幕前⽇に実作審査が⾏われ、沢⼭遼、新藤淳、⽵村京による「審査員賞」(20万円)が3名/組に与えられるほか、会期中には来場者投票で「観客賞」も決定する。公募展開催後には、4名の審査員による講評などを収録した記録集を発行。また、今回から応募プロセスはすべてオンラインとなっている。募集内容や審査方法、サポート体制もリニューアルした「ARTS CHALLENGE 2022」に奮って応募してほしい。
なお国際芸術祭「あいち2022」は2022年7月30日~10月10日の会期で、愛知芸術文化センター、一宮市、常滑市、名古屋市有松地区を会場に開催される。