渋谷PARCOでカルチャーフェスティバル「P.O.N.D.」が開催
渋谷PARCOでカルチャーイベント「P.O.N.D.」が10月7日〜17日に開催。気鋭のクリエイターたちが「IN DOUBT/見えていないものを、考える。」をテーマに、新しい時代の表現を展開する。
1969年の創業以来、パルコが取り組み続けてきたインキュベーションの一環として、 PARCOのカルチャーイベント「P.O.N.D.」が、10月7日〜10月17日に渋谷PARCOで今年も開催される。
「P.O.N.D.」とは「Parco Opens New Dimension」の頭文字をとったもので、「つねに新しい次元を切り開いていくイベントでありたい」という思いが込められている。今年は「 IN DOUBT/見えていないものを、考える。」をキーワードに、気鋭のクリエイターたちが鑑賞者に様々な問いを投げかける。アートディレクションは八木幤二郎、空間デザイナーはDODI™。
会期初日の10月7日18時30分からは「P.O.N.D.」の幕開けを飾るオープニングパーティーを渋谷PARCO10階の「ComMunE+ROOFTOP PARK」で開催。会場には沖縄のZ世代ポップシンガーGrace Aimi 、バンクーバー出身の3兄弟によるバンドGliiicoが登場する。
さらに唯一無二のサウンドとラップスキルを誇るJUMADIBAや、SNSで注目を集める札幌のニューウェーブ/テクノポップバンドLAUSBUBがライブを実施。なお、オープニングパーティーはパルコ公式 YouTubeチャンネルでもライブ配信されるので、会場を訪れなくとも楽しむことができる。
そして「P.O.N.D.」で注目したいのは、作家の作品が全館に点在する アート展だ。 4Fの「PARCO MUSEUM TOKYO」を中心に、エントランスやアートウォール、エレベーターホールなど、館内17拠点に作品が出現する。
轟木麻左臣、川谷光平、倉知朋之介、saeko、マナベレオ、平手、山中雪乃、楊博、大西晃生、村田啓、大野力、王露、鈴木大晴、小野海、RIVERSIDE STORY、國分莉佐子ら、参加作家たちの作品を、ハンドアウトを手に会場を回りながら体感してほしい。
また、インディーゲームシーンで活躍する新進気鋭のゲームクリエイターの作品を体験できる初の試み「P.O.N.D. Arcade」も開催。5階「PARCO CUBE」と7階「EVENT SPACE」で楽しめる。参加作家は避雷、じーくどらむす、ksym、yuta、saebashi、Toraji&Issei Yamagataの6組。
地下1階の「GALLERY X BY PARCO」では、10月13日〜16日に「CREATOR’S MARKET in P.O.N.D.」を開催。家具、アートブック、陶器、ラグなど、クリエイターの独創性豊かな作品に彩られた不思議な住空間がポップアップとして登場。部屋づくりのアイデアを探ってみてはいかがだろうか。参加作家はARADOMO、HISS CERAMICS、VACANSEES、YATAI BOOKS、Yuri Iwamoto、HOME ECONOMICS EXPERIMENT。
8階の「WHITE CINE QUINTO」では、上映機会の少ない傑作映画の発掘を目的としたプロジェクト「肌蹴る光線」が一夜限りの特別上映会を開催。10月14日の21時からミュージシャン、M.I.A.の人生を追った音楽ドキュメンタリー『マタンギ / マヤ / M.I.A.』を上映する。スリランカ内戦を逃れ、ロンドン移民コミュニティの中で独自の音楽表現を培い、世界的なポップ・アイコンとなった表現者の実像に迫る。
今年は11日間にわたり渋谷PARCOで開催されるカルチャーの祭典「P.O.N.D.」。渋谷に集まるクリエイターたちのエネルギーに触れて、次なる時代に思いを馳せてみてはいかがだろうか。