若さと成熟のあいだで生み出す「現在進行形」の陶芸作品に注目。「陶芸の進行形」展が菊池寛実記念 智美術館で開催へ
30代後半から40代の中堅世代の作家らを中心に25名をノミネートし、その新作および近作を展示する「陶芸の進行形」展が菊池寛実記念 智美術館で開催される。会期は9月30日〜11月26日。
菊池寛実記念 智美術館が2004年度から隔年で開催している「菊池ビエンナーレ」の受賞・入選作家のなかから、1970年代前半~80年代半ば生まれの作家を中心に25名をノミネート。その新作および近作を展示する「陶芸の進行形」展が同館で開催される。会期は9月30日〜11月26日。
現在30代後半から40代となる参加作家らは、陶芸の素材や技法、制作工程や歴史、伝統といった陶芸にまつわる要素に独自の視点を持つとともに、現代美術の発想や多様なカルチャーの影響を反映させ、現在の美意識で陶芸作品を制作している。「菊池ビエンナーレ」では、この世代を積極的に取り上げ、世に送り出してきた。
そんな同ビエンナーレの10周年記念として開催される本展では、25名の「現在進行形の」陶芸作品を紹介するとともに、第9回展までの大賞作品を一堂に展示。あわせて「菊池ビエンナーレ」の歴史を振り返るものとなる。
参加作家は、伊勢﨑晃一朗、今泉毅、岡田泰、小形こず恵、桑田卓郎、五味謙二、澤田勇人、庄村久喜、高橋朋子、高橋奈己、竹村友里、張蕙敏、津金日人夢、津守愛香、釣光穂、中田博士、中田雅巳、中村清吾、新里明士、藤笠砂都子、星野友幸、増原嘉央理、森山寛二郎、和田的、和田山真央。