レンゾ・ピアノ設計の富邦美術館(台北)開館レポート。こけら落としはLACMA企画のロダン展
レンゾ・ピアノ・ビルディング・ワークショップの設計による富邦美術館が、5月4日に台北市信義区にオープンした。ロサンゼルス・カウンティ美術館(LACMA)が企画したこけら落とし展「真の自然:ロダンと印象派の時代」やコレクション展が開催されている。
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プリツカー賞の受賞建築家レンゾ・ピアノのスタジオ、レンゾ・ピアノ・ビルディング・ワークショップ(RPBW)の設計による富邦美術館(Fubon Art Museum)が、5月4日に台北市中心部の信義区に開館した。
敷地面積約1万平米の同館は、RPBWが台湾のKRIS YAO|ARTECHと共同で設計を担当し、RPBWの台湾における初のプロジェクト。計画からオープンまで約10年を費やしたという。5階建ての建物には、ウォーター・ギャラリー(1階)、サン・ギャラリーとスター・ギャラリー(3階)が設けられており、それぞれの展示室には柱や間隔がなく、高さ6メートルの天井が開放感をもたらす。
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1階のウォーター・ギャラリーは、3面ガラスのカーテンで透明感と明るさを演出し、内部空間を屋外に開放することで、通行人も展示作品を楽しめるように設計されている。3階の展示室には天窓が設置され、UVカットや遮光カーテンなどのローラーブラインドで自然光を調節し、環境に共鳴した状態で作品を鑑賞することができる。
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