WORLD REPORT「光州」:Water:やわらかく浸食するひろがり──第14回光州ビエンナーレに流れる力

雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2023年7月号の「光州」では、「第14回光州ビエンナーレ」を取り上げる。光州事件を歴史的背景とするこの地で、「soft and weak like water」をテーマにした国際展は、現在の地球や人間社会の在り方にどのような視点を提示するのか、石橋財団アーティゾン美術館学芸員の内海潤也が論じる。

文=内海潤也

第14回光州ビエンナーレの展示風景より、小泉明郎《Theater of Life》(2023) Photo by Meiro Koizumi Courtesy of the artist, Annet Gelink Gallery & MUJIN-TO Produciton