ジブリパークとジブリ展

　2022年11月1日、愛知県長久手市の「愛・地球博記念公園（モリコロパーク）」内に「ジブリパーク」が開園する。開園にあわせてその舞台裏を紹介する「ジブリパーク開園記念 ジブリパークとジブリ展」が、愛知県美術館で開催される。

　ジブリパークは、スタジオジブリの世界を表現した公園施設。制作現場を指揮する宮崎吾朗監督は、「サツキとメイの家」や「三鷹の森ジブリ美術館」を手がけ、映画『ゲド戦記』『コクリコ坂から』『アーヤと魔女』などのアニメーション作品を生み出してきた。ジブリパークはアニメーションで描かれた世界を実際に自分の足で歩き、発見する場所だ。

　本展はジブリパークの開園を記念して、その誕生に至るまでの背景を知ることができる初公開の制作資料などを展示。「ジブリの大倉庫」の「にせの館長室」の再現展示では、映画『千と千尋の神隠し』の湯婆婆が執務室で仕事に没頭する姿を見ることができるほか、「青春の丘」の「地球屋」で出会える映画『耳をすませば』のバロンの人形の制作過程で使用された素材や模型などを公開する。

　また本展は、東京都三鷹市の「三鷹の森ジブリ美術館」で開催された企画展示「アーヤと魔女」展を再現。スタジオジブリならではの3DCGアニメーションのつくり方など、制作の舞台裏を宮崎吾朗監督自らが解説する。

　さらに会場には映画『となりのトトロ』の「ネコバス」や、スタジオジブリ作品の登場人物になりきる撮影スポットも登場。ジブリパークの新たな楽しみ方に出会える特別な展覧会となる。