河口龍夫 - 闇

　YOKOTA TOKYOで「河口龍夫 - 闇」が開催されている。

　1968年に開催された「DARK」展（村松画廊、東京）に始まり、河口は「闇」という概念と長年にわたって取り組んでいる。"見る"ことも"触る"こともできない闇は、見えざる関係、現象・観念を問う制作を続けてきた作家にとって、重要な意味を持つ。

　YOKOTA TOKYOでは、河口の制作の根幹をなす"時間"や"関係"というテーマを「時間の質 あるいは関係-時間」（2018）、または「関係」（2022）といった継続的な展覧会で取り上げてきた。今回は、作家が取り組んできた「闇」に焦点をあて、新作からなる展覧会を行っている。