EXHIBITIONS
本間メイ「Women were gatherers?:女は採集者だった?」
GALLERY MoMo Projectsで、本間メイによる個展「Women were gatherers?:女は採集者だった?」が開催されている。
本間メイは1985年東京都生まれ。2009年に女子美術大学芸術学部を卒業し、2011年にチェルシー芸術大学大学院ファインアーツ科を修了。現在はインドネシアと日本を拠点に、両国の歴史的関係をリサーチしながら、映像やインスタレーションを通じて社会・政治的な問題や多国間の関係性を考察する作品を発表。近年は女性の歴史に焦点をあてた作品制作に取り組み、国内外での展示に参加するとともにキュレーション活動も行なってきた。
本展では、本間が自身の子育てを通じて感じたジェンダーバイアスに対する違和感を出発点に「女性は採集者だった」という固定観念を問い直す試みを行う。
「男は狩猟、女は採集」という古くからのジェンダーロールの概念は、長らく歴史的事実とされてきた。しかし、2018年にペルー・アンデス山脈で約9000年前の女性ハンターの墓が発掘され、女性も狩猟に従事していたことが明らかになった。本間は、この歴史的発見と、自身の子育ての経験を結びつけ、新たな視点からジェンダーロールをとらえ直す作品を制作。
会場では、原始の狩猟武器「アトラトル(投槍器)」を持つ女性をモチーフにした写真作品や、リサーチ・インタビューをもとに本間がナレーションを作成・編集した映像作品を展示。狩りや家事をするイメージに詩的なナレーションを組みあわせながら、ジェンダーロールの見直しや共同の可能性について探り、「母性」という概念に対する多角的な考察を試みる。
本間メイは1985年東京都生まれ。2009年に女子美術大学芸術学部を卒業し、2011年にチェルシー芸術大学大学院ファインアーツ科を修了。現在はインドネシアと日本を拠点に、両国の歴史的関係をリサーチしながら、映像やインスタレーションを通じて社会・政治的な問題や多国間の関係性を考察する作品を発表。近年は女性の歴史に焦点をあてた作品制作に取り組み、国内外での展示に参加するとともにキュレーション活動も行なってきた。
本展では、本間が自身の子育てを通じて感じたジェンダーバイアスに対する違和感を出発点に「女性は採集者だった」という固定観念を問い直す試みを行う。
「男は狩猟、女は採集」という古くからのジェンダーロールの概念は、長らく歴史的事実とされてきた。しかし、2018年にペルー・アンデス山脈で約9000年前の女性ハンターの墓が発掘され、女性も狩猟に従事していたことが明らかになった。本間は、この歴史的発見と、自身の子育ての経験を結びつけ、新たな視点からジェンダーロールをとらえ直す作品を制作。
会場では、原始の狩猟武器「アトラトル(投槍器)」を持つ女性をモチーフにした写真作品や、リサーチ・インタビューをもとに本間がナレーションを作成・編集した映像作品を展示。狩りや家事をするイメージに詩的なナレーションを組みあわせながら、ジェンダーロールの見直しや共同の可能性について探り、「母性」という概念に対する多角的な考察を試みる。