EXHIBITIONS

サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法

2019.01.05 - 02.11

レイモン・サヴィニャック 早く! アスプロ(鎮痛剤) 1963 パリ市フォルネー図書館蔵 © Annie Charpentier 2018

レイモン・サヴィニャック エール・フランス航空:世界で一番広いネットワーク 1956 パリ市フォルネー図書館蔵 © Annie Charpentier 2018

レイモン・サヴィニャック 牛乳石鹸モンサヴォン 1948 / 50 パリ市フォルネー図書館蔵 © Annie Charpentier 2018

レイモン・サヴィニャック ドップ:清潔な子どもの日 1954 パリ市フォルネー図書館蔵 © Annie Charpentier 2018

 フランスを代表するポスター作家、レイモン・サヴィニャック。シンプルな造形とあざやかな色彩、ユーモアに満ちた表現で瞬時に人の心を射抜くスタイルを確立し、第二次世界大戦後フランスにおけるポスターの伝統を一新した。

 出世作となった《牛乳石鹸モンサヴォン》が認められたのは41歳のとき。遅咲きだったものの、その後はダンロップやミシュラン、シトロエンほか、ヨーロッパの名だたる企業のヴィジュアル広告を次々と手がけ、日本企業の広告にも携わった。

 本展では、縦3メートル以上におよぶ迫力の大型ポスターから、ポスターが並ぶ当時の風景写真、貴重な原画や資料まで約200点が集結。ユーモアとエスプリあふれる作風でパリの街角を彩った、サヴィニャックの世界を紹介する。