EXHIBITIONS

鈴鹿哲生展

—Singularity—

ロンドンギャラリー 白金
2017.07.08 - 07.20

鈴鹿哲生 Cherry Blossoms 2017

鈴鹿哲生 Cherry Blossoms 2017

鈴鹿哲生 Rules 2017

 現代作家の鈴鹿哲生は、伝統文化が息づく一方で、現代的なアイコン「任天堂」本社の所在地でもある京都で生まれ育った。実弟の鈴鹿晃示とともにCG作品を制作し、2006年には浮世絵をモーショングラフィックスで表現、アジアデジタルアート大賞・文部科学大臣賞・福岡県知事賞などを受賞。その後、アナログの領域へ探究心を動かし、日本伝統技法を活かした屏風や掛け軸を扱った作品を発表している。

 近年では、2015年にMOA美術館(静岡県)で開催された「尾形光琳300年忌記念特別展 燕子花と紅白梅 光琳アート-光琳と現代美術-」展にて、光琳の流れをくむ現代作家のひとりとして鈴鹿が新人ながら抜擢され、杉本博司、須田悦弘、会田誠、村上隆らの作品と肩を並べた。

 本展では、人工知能が人間の考えるタブーに何をもたらすのかということに関心を寄せ、人工知能を取り入れた作品を発表。システムのバグによって旋回する桜が消失し、雲へと変化する《Cherry Blossoms》などを展示する。