EXHIBITIONS
束芋「透明な歪み」
2011年ヴェネチア・ビエンナーレ日本館代表作家に選ばれ、近年では現代舞踊や伝統芸能とコラボレーションを果たすなど、様々な活動を展開するアーティスト・束芋の個展が開催される。
束芋は1975年生まれ。99年、京都造形芸術大学の卒業制作としてアニメーションを用いたインスタレーション作品「にっぽんの台所」を発表。同作品でキリン・コンテンポラリー・アワード最優秀作品賞受賞。以後、2001年の「第1回横浜トリエンナーレ」を皮切りに、11年には、第54回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館代表作家に選出されるなど、数々の国際展に出品し、注目を集めた。
12年、浜離宮朝日ホール20周年記念コンサートでピアニストのパスカル・ロジェとの音楽と映像のコラボレーションを実現。13年に杉本博司の脚本・演出による人形浄瑠璃『曾根崎心中』へのアニメーション参画した。16年には自身が構成・演出を手がけた映像芝居『錆からでた実』を発表し、同作品は2020年2月よりアメリカツアーを予定している。
束芋は、2016年シアトル美術館で、美術館の所蔵品とそれを基に制作した映像インスタレーションをともに展示する企画を行った。その後、それらの作品は別の展覧会でも展示され、オリジナルと自身の作品を切り離して展示したことをきっかけに、「オリジナルにとらわれない自由さや可能性が作品に出てくるのではないか」と考えるようになったという。
本展では、新作アニメーション作品と、自身初の試みである油絵を含む約10点を展示。あえて参照した作品を公開せず、鑑賞者に自由な発想をゆだねる。
束芋は1975年生まれ。99年、京都造形芸術大学の卒業制作としてアニメーションを用いたインスタレーション作品「にっぽんの台所」を発表。同作品でキリン・コンテンポラリー・アワード最優秀作品賞受賞。以後、2001年の「第1回横浜トリエンナーレ」を皮切りに、11年には、第54回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館代表作家に選出されるなど、数々の国際展に出品し、注目を集めた。
12年、浜離宮朝日ホール20周年記念コンサートでピアニストのパスカル・ロジェとの音楽と映像のコラボレーションを実現。13年に杉本博司の脚本・演出による人形浄瑠璃『曾根崎心中』へのアニメーション参画した。16年には自身が構成・演出を手がけた映像芝居『錆からでた実』を発表し、同作品は2020年2月よりアメリカツアーを予定している。
束芋は、2016年シアトル美術館で、美術館の所蔵品とそれを基に制作した映像インスタレーションをともに展示する企画を行った。その後、それらの作品は別の展覧会でも展示され、オリジナルと自身の作品を切り離して展示したことをきっかけに、「オリジナルにとらわれない自由さや可能性が作品に出てくるのではないか」と考えるようになったという。
本展では、新作アニメーション作品と、自身初の試みである油絵を含む約10点を展示。あえて参照した作品を公開せず、鑑賞者に自由な発想をゆだねる。