築山有城「Exhibition2019」

　築山有城は1976年兵庫県生まれの彫刻家。2000年に京都造形芸術大学芸術学部美術科彫刻コースを卒業し、現在に至るまで出身地・神戸と関西を中心に精力的な活動を行っている。

　作品の素材には、金属や樹脂、木、塗料など多岐にわたって扱う築山。「遊び」と呼ぶ実験を繰り返すなかで素材固有の特性をとらえ、作品を構成する要素はシンプルでありながらもひとつのスタイルに固執せず、つねに好奇心と柔軟な思考を作品制作につなげている。

　本展では、築山が近年継続して制作に使用する、轆轤（ろくろ）を用いた平面作品のシリーズを紹介する。