EXHIBITIONS
中島晴美:50年の軌跡
陶芸家・中島晴美の活動50年の軌跡をたどる個展が現代美術 ⾋居で開催される。
中島は1950年岐⾩県⽣まれ。73年⼤阪芸術⼤学デザイン科陶芸専攻を卒業後、信楽にて制作を行う。76年より多治⾒市陶磁器意匠研究所に勤務し、2003年には愛知教育⼤学教授として教壇に立つ。現在は多治⾒市陶磁器意匠研究所所⻑を務める傍ら、岐⾩県恵那市を拠点に活動している。
中島は、師・熊倉順吉「誰にもない⾃分だけの造形論をつくっていくのが作家だ」いう⾔葉を実践すべく、⼟と対話し、⾃⾝を作品に織り込んできた。熊倉に師事するきっかけかつ制作活動の起点となった作品《魂》(1971)を出発点に、その後も、《純粋培養》(1980)、《うふふ》(1984)、《コスモス⾊の⽻を持つ⿃》(1986)などを発表。誰に媚びることなく「やきもののなかで何をつくるか」と⾃問⾃答を繰り返し、幾度の葛藤や決断を経て、独自の有機的形象を確⽴した。
2002年にオランダにあるヨーロピアン・セラミック・ワーク・センター(EKWC)に招聘されたのを機に、陶⼟から磁⼟に素材を変えて磁器の⼿捻り形成に挑戦している。
本展は、中島の⼤学在学中の作品から⼤きな転換期となった2000年代の磁器作品《WORK0506》(2005)、そして現在の新作まで、50年の制作活動を振り返る初の試み。本展を通し、⼟の性質に本能的、⾁体的、そして瞑想的に委ねられた中島の魂と⽣き様を感じ取ることができるだろう。
中島は1950年岐⾩県⽣まれ。73年⼤阪芸術⼤学デザイン科陶芸専攻を卒業後、信楽にて制作を行う。76年より多治⾒市陶磁器意匠研究所に勤務し、2003年には愛知教育⼤学教授として教壇に立つ。現在は多治⾒市陶磁器意匠研究所所⻑を務める傍ら、岐⾩県恵那市を拠点に活動している。
中島は、師・熊倉順吉「誰にもない⾃分だけの造形論をつくっていくのが作家だ」いう⾔葉を実践すべく、⼟と対話し、⾃⾝を作品に織り込んできた。熊倉に師事するきっかけかつ制作活動の起点となった作品《魂》(1971)を出発点に、その後も、《純粋培養》(1980)、《うふふ》(1984)、《コスモス⾊の⽻を持つ⿃》(1986)などを発表。誰に媚びることなく「やきもののなかで何をつくるか」と⾃問⾃答を繰り返し、幾度の葛藤や決断を経て、独自の有機的形象を確⽴した。
2002年にオランダにあるヨーロピアン・セラミック・ワーク・センター(EKWC)に招聘されたのを機に、陶⼟から磁⼟に素材を変えて磁器の⼿捻り形成に挑戦している。
本展は、中島の⼤学在学中の作品から⼤きな転換期となった2000年代の磁器作品《WORK0506》(2005)、そして現在の新作まで、50年の制作活動を振り返る初の試み。本展を通し、⼟の性質に本能的、⾁体的、そして瞑想的に委ねられた中島の魂と⽣き様を感じ取ることができるだろう。