EXHIBITIONS
Before 1968
DAIDO MORIYAMA’s works from magazines
NADiff Galleryでは、『森山大道写真集成(5)1960-1982東京工芸大学 写大ギャラリー アーカイヴ』(月曜社)の刊行を記念し、森山大道の写真展「Before 1968 DAIDO MORIYAMA’s works from magazines」を開催する。
1960年代初頭、雑誌『カメラ毎日』の編集長・山岸章二に見出された森山。歌人・劇作家の寺山修司と出会い、68年に初めての写真集『にっぽん劇場写真帖』(室町書房、1968)を刊行。『にっぽん劇場写真帖』に続く、『狩人』(中央公論社、1972)、『写真よさようなら』(写真評論社、1972)、そして『光と影』(冬樹社、1982)といった初期の名作写真集は、「森山大道写真集成」シリーズとして月曜社より2018年から決定版が刊行されてきた。
今回刊行される『森山大道写真集成(5)1960-1982東京工芸大学 写大ギャラリー アーカイヴ』は、「森山大道写真集成」シリーズの完結作であり、雑誌や写真集には掲載されていない未発表作も多く含まれた貴重なアーカイヴとなる。
本展は、同名作品集に掲載された930点の膨大な作品群から、森山のデビュー作『にっぽん劇場写真帖』の誕生前に、雑誌へ掲載されたシリーズに注目。60~80年代は、『カメラ毎日』をはじめ、『現代の眼』や『アサヒグラフ』といった雑誌の仕事が写真家の発表の場であり、森山の写真は雑誌文化のなかで人々を熱狂させた。
完結作では、月曜社と造本家・町口覚の仔細な調査によって、雑誌・写真集の掲載作品が分類されており、本展ではその編集過程をたどるように、編集の手がかりとなった雑誌のアーカイヴもあわせて紹介する(※前期・後期で展示作品の入れ替えあり)。
1960年代初頭、雑誌『カメラ毎日』の編集長・山岸章二に見出された森山。歌人・劇作家の寺山修司と出会い、68年に初めての写真集『にっぽん劇場写真帖』(室町書房、1968)を刊行。『にっぽん劇場写真帖』に続く、『狩人』(中央公論社、1972)、『写真よさようなら』(写真評論社、1972)、そして『光と影』(冬樹社、1982)といった初期の名作写真集は、「森山大道写真集成」シリーズとして月曜社より2018年から決定版が刊行されてきた。
今回刊行される『森山大道写真集成(5)1960-1982東京工芸大学 写大ギャラリー アーカイヴ』は、「森山大道写真集成」シリーズの完結作であり、雑誌や写真集には掲載されていない未発表作も多く含まれた貴重なアーカイヴとなる。
本展は、同名作品集に掲載された930点の膨大な作品群から、森山のデビュー作『にっぽん劇場写真帖』の誕生前に、雑誌へ掲載されたシリーズに注目。60~80年代は、『カメラ毎日』をはじめ、『現代の眼』や『アサヒグラフ』といった雑誌の仕事が写真家の発表の場であり、森山の写真は雑誌文化のなかで人々を熱狂させた。
完結作では、月曜社と造本家・町口覚の仔細な調査によって、雑誌・写真集の掲載作品が分類されており、本展ではその編集過程をたどるように、編集の手がかりとなった雑誌のアーカイヴもあわせて紹介する(※前期・後期で展示作品の入れ替えあり)。