激動の80年代をプレイバック。河原温や横尾忠則ら当時のアートシーンを代表する65作家が一堂に集結
「ニュー・ウェイブ 現代美術の80年代」が、大阪の国立国際美術館で開催される。本展は河原温、横尾忠則、福田美蘭といった80年代を代表する65作家の作品群を通じて、活気に溢れた当時のアートシーンを再現するもの。会期は11月3日〜2019年1月20日。
20世紀末の混沌とした世界情勢の影響を受け、人々の感情や内面が激しく揺さぶられた1980年代。若者文化や社会の動向と連動しながら、現代美術の様相もめまぐるしく変化した。
そういった80年代の美術に注目し、複雑で多様な展開を見せた当時のアートシーンを紹介する展覧会「ニュー・ウェイブ 現代美術の80年代」が、大阪の国立国際美術館で開催される。
本展は、80年から89年まで、1年ずつ当時のアートシーンを代表する65作家を紹介し、時間とともに移り変わっていったその状況を、明瞭に示すことを試みる。絵画、彫刻、陶芸、写真、版画といった多種多様な作品のほか、雑誌やパンフレットなどの当時の貴重な資料もあわせて見ることができる。
「80年代」という時代をあらためて見渡し、当時の現代美術に共通するテーマを見出すことを狙う本展。すでに80年代の終わりから30年近くが経ったいま、鑑賞者はどのような発見を得るだろうか。