超移動社会は建築に何をもたらすのか? 建築倉庫ミュージアムで「Nomadic Rhapsody」が開催
東京・天王洲にある建築倉庫ミュージアムで、複数の建築家による海外プロジェクトの模型作品を中心に紹介する「Nomadic Rhapsody –“超移動社会”がもたらす新たな変容-」が開催される。会期は10月21日〜2019年1月14日。
寺田倉庫が行っている建築模型の保管サービス「ARCHI-DEPOT ONLINE」。この保管作品を活用した特集展示の第3弾として、複数の建築家による海外プロジェクトの模型作品を中心に紹介する「Nomadic Rhapsody –“超移動社会”がもたらす新たな変容-」が開催される。
長い歴史の中で人々の移動による交流が起こり、地域間で相互に影響を与えあってきた建築文化。その移動がますます高速化している現代において生じる様々な課題に、建築はどのように対応していくのか。
本展では、ファッションデザイナーやアーティストとコラボを手がける小嶋伸也・小嶋綾香(小大建築設計事務所)による複数のプロジェクトをはじめ、大野友資(ドミノ設計事務所)による「MTRL Hong Kong」の模型、藤野高志(生物建築舎)による循環するバーチャル環境の作品、前田茂樹の「サイクロンシェルター兼母子健康センター」など、主に海外における課題解決のために制作されたプロジェクトの建築模型を通じ、日本がいま現在抱えている課題へのソリューションを探る。