2019.3.9

日本最大のアートフェアから皇室ゆかりの名品まで、今週末に見たい3つの展覧会

3月3日までに終了する展覧会と今週始まった展覧会のなかから、とくに注目したい3つをピックアップしてお届けする。この機会をお見逃しなく。

「アートフェア東京2019」の様子
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139軒のギャラリーが集まる日本最大のアートフェア。「アートフェア東京2019」(東京国際フォーラム・ホールA)

KOTARO NUKAGAブースの一部

 日本最大のアートフェアとして歴史を重ねてきた「アートフェア東京」が、今年も東京国際フォーラムで開幕。国内外から厳選されたギャラリーが出展し、古美術、工芸から、日本画、近代美術、現代美術まで、幅広いジャンルの作品が展示、販売されている。

 今年は、ギャラリーのブースが集まる「ギャラリーズ」の平均面積が前回比120パーセントになるなど、さらにパワーアップ。これからのアートシーンで注目すべき作家を個展形式で発表するブース「プロジェクツ」に加え、百貨店企画ブース、アウトサイダーアートなどを紹介する「クロッシング」も新設された。会期は3月10日まで。レポートも公開中だ。

会期:2019年3月7日〜10日 ※7日は招待者のみ
会場:東京国際フォーラム・ホールA
住所:東京都千代田区丸の内3-5-1
電話番号:03-5797-7912
開館時間:11:00〜20:00(10日〜17:00)
料金:前売り券(1DAYパスポート引換券) 4000円 / 当日券(1DAYパスポート) 5000円 小学生以下無料

 

アートを愛するすべての人に。「3331 ART FAIR 2019」(アーツ千代田 3331

会場風景

 気鋭のアーティストを紹介し、アーティストとコレクターとギャラリーを直接つなげる仕組みをつくりあげてきたアートフェア「3331 ART FAIR」も、会期は10日まで。

 旧校舎であるアーツ千代田 3331の建物を最大限に生かし、地下1階から屋上、体育館を舞台に縦横無尽に作品が展開される。各種トークイベントやパフォーマンス、ワークショップに加え、会場近隣のおすすめグルメが集うフードやブックマーケットなども開催されるため、気軽に訪れてほしいアートフェアだ。本フェアのレポートも公開中。

会期:2019年3月6日~10日
会場:3331 Arts Chiyoda
住所:東京都千代田区外神田6-11-14
時間:12:00〜20:00(10日〜18:30) ※最終入場は閉場30分前まで
電話番号:03-6803-2441
入場料:一般 1500円 / 学生・シニア 1300円 / 高校生以下無料

 

平成の終わりに皇室ゆかりの名品を紹介。「御即位30年記念『両陛下と文化交流 ―日本美を伝える―』」(東京国立博物館

会場風景

 平成の終わりを前に、東京国立博物館で天皇皇后両陛下ゆかりの品々を展覧する特別展「両陛下と文化交流―日本美を伝える―」が3月5日に開幕した。

 本展では、「大饗の儀」において天皇皇后両陛下の御座の左右を飾るためにつくられる作品、天皇陛下誕生の際に衆議院議員一同が贈ったという作品などの記念碑的な作品に加え、天皇皇后両陛下が外国訪問の際に紹介した作品などを展覧。

 東京国立博物館で宮内庁所蔵の作品がまとめて展覧されるのは、2009年に行われた御即位20年記念 特別展「皇室の名宝-日本美の華」以来10年ぶり。貴重な機会をお見逃しなく。

会期:2019年3月5日~4月29日 ※展示替えあり
会場:東京国立博物館 本館特別4・5室
住所:東京都台東区上野公園13-9
開館時間:9:30〜17:00(金土〜21:00) ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月(ただし3月25日、4月29日は開館)
料金:一般 1100円 / 大学生 700円 / 高校生 400円 / 中学生以下無料