色彩豊かに描かれる何気ない風景。ベルリン拠点の画家、Ryu Itadaniが個展「ENJOY the VIEW」を開催
ベルリンを拠点に各国で活動する画家、Ryu Itadaniの個展「ENJOY the VIEW」が、東京・銀座のポーラ ミュージアム アネックスで開催されている。会期は6月7日〜30日。
Ryu Itadani(板谷龍一郎)は1974年大阪生まれの画家。99年に慶應義塾大学商学部を卒業後、2003年にセントラル・セント・マーチンズのグラフィックデザイン科を卒業した。10年はポーラ美術振興財団の在外研修員としてベルリンに滞在。大阪、トロント、東京、ロンドンでの生活を経て、現在はベルリンを拠点に国内外で個展を開催するほか、グループ展やアートフェアにも参加している。
自身が住む、あるいは訪れた街をモチーフに選び、日常的に目にする通りすがりの植物や食卓の花、愛用する文房具、生活用品などを登場させる板谷。立体物が落とす陰影から対象をとらえるのではなく、フリーハンドで線を引き輪郭を切り取ることで、対象を再構成しながら作品を描きだしている。
そして今回、板谷の個展「ENJOY the VIEW」が、東京・銀座のポーラ ミュージアム アネックスで開催されている。何気ない日常の一場面に心地よさや優しさを見出し、色彩豊かに描いた絵画作品を堪能したい。