玉山拓郎と平田尚也による展覧会「I FEEL FOR YOU」が天王洲・T-PASSAGEで開催。ふたりが生み出す展示空間とは?
これまで天王洲キャナルイースト各所を舞台に行われてきた、寺田倉庫によるアートプロジェクト「TOKYO CANAL LINKS」。その第12回として、玉山拓郎と平田尚也による2人展「I FEEL FOR YOU」がT-PASSAGEで開催される。会期は6月28日〜7月26日。
「TOKYO CANAL LINKS」は、天王洲キャナルイースト各所を舞台とした寺田倉庫によるアートプロジェクト。これまで大小島真木、鈴木ヒラク、加茂昴らアーティストによる展示のほか、ライブやワークショップなど様々なイベントを行ってきた。
その第12回として、玉山拓郎と平田尚也による2人展「I FEEL FOR YOU」がT-PASSAGEで開催される。
玉山は1990年生まれ、2015年東京藝術大学大学院修了。色鮮やかな家具や照明を配置したインスタレーション作品を発表するほか、ファッションブランドのコラボレーションなども手がけてきた。最近の主な展覧会に「Dirty Palace」(CALM & PUNK GALLERY、2018)、「FLASH MATTER」(Gallery PARC、2019)などがある。
いっぽう平田は1991年生まれ、2014年武蔵野美術大学卒業。インターネット上で収集した3Dデータなどを用いたコンピューター上の彫刻作品を発表している。昨年第18回グラフィック「1_WALL」のグランプリを受賞、今年1月にはガーディアン・ガーデンで個展「不完全な監獄」を開催した。
本展は玉山によるインスタレーションと、平田の映像作品で構成。ふたりの作家はどのような展示空間をつくり上げるのか、注目したい。