3名のアーティストの収集品を基軸に。BIEN、ルーカス・デュプイ、コバヤシマコトによる展覧会「PARALLEL ARCHEOLOGY」が渋谷パルコで開催
BIEN、ルーカス・デュプイ、コバヤシマコトの3人展「PARALLEL ARCHEOLOGY」が、渋谷パルコ内の「OIL by 美術手帖」ギャラリーで開催される。会期は7月8日~26日。
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ストリートカルチャーやアニメーション、フィギュアなどを参照した抽象絵画を描くBIEN。今回、BIENのキュレーションによる展覧会「PARALLEL ARCHEOLOGY」が、渋谷パルコ内の「OIL by 美術手帖」ギャラリーで開催される。会期は7月8日~26日。
本展には、キュレーションを務めたBIENのほか、自身の失読症の体験から文字や構造物のかたちを抽象化し、自身のための新しい言語を表現するルーカス・デュプイと、東京・世田谷にあるショップ兼アトリエ「Out of museum」のオーナーでアーティストのコバヤシマコトが参加。「コレクター」という共通点を持つ3名のアーティストの収集品を基軸に、展覧会は構成される。
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展覧会タイトルは、英語で「既存の時間軸や価値観に定義されない考古学」を意味する。すべてのモノには、つくられた意味や固有の文脈が存在するが、3名は本展を通じて、個々人の観点でモノの意味や文脈を切り離し、それぞれの価値観で再定義することを試みる。
BIENは、本展の開催にあたって「つまりモノを収集するアーティストにおいては、そのような『モノから物語を紡ぎ出していく』過程のなかで、物語の分岐点(ターニングポイント)としてアート作品の制作という行為が生まれてくるのだ」とコメント。三者三様のコレクションから発想された作品同士が響き合う本展は、収集の過程で個人的な文脈を育てることで、コレクションをひとつの物語として再認識する場として機能するだろう。
本展では、各アーティストによる新作のほか、本展にあわせて制作されたエディション付き特装ZINEも発売される。
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