名画の額縁をポップに描く。末永史尚が個展で「ピクチャーフレーム」シリーズの新作を発表
画家・末永史尚の個展「ピクチャーフレーム」が、東京・神楽坂のMaki Fine Artsで開催されている。本展では、末永自身が実際に鑑賞したもの、もしくは、インターネットでリサーチした名画の額縁を描いた「ピクチャーフレーム」シリーズの新作を見ることができる。会期は9月27日まで。
東京・神楽坂のMaki Fine Artsは、今年で開廊10周年。これを記念して、末永史尚の個展「ピクチャーフレーム」を開催中だ(〜9月27日)。
末永は、日常のなかのものや展示空間にかかわるものからピックアップした視覚的トピックをもとに絵画・立体作品を制作を行う。 近年「アートセンターをひらく (第 I 期 第II期)」(2019〜20、水戸芸術館 現代美術ギャラリー)や「百年の編み手たち - 流動する日本の近現代美術 - 」(2019、東京都現代美術館)と、連続的に注目の展覧会に参加している気鋭の画家だ。
2014年には、愛知県美術館で同館学芸員の副田一穂キュレーションのもと、個展「APMoA Project, ARCH vol.11 末永史尚『ミュージアムピース』」を開催した。同展では、実在する名画の額縁を描いた作品シリーズ「ピクチャーフレーム」を発表。展覧会場となった美術館の所蔵品のフレームに焦点を当てた作品で話題を読んだ。
本展では、「ピクチャーフレーム」シリーズの新作を発表。本展に並ぶ新作は、末永自身がこれまで実際に鑑賞したもの、もしくは、インターネットでリサーチした名画を題材としている。