日本初のダミアン・ハースト大規模個展が国立新美術館で開催へ。最新シリーズ「桜」を披露
六本木の国立新美術館において、日本初となるダミアン・ハーストの大規模個展「ダミアン・ハースト 桜」展が開催される。会期は3月2日〜5月23日。
イギリスを代表するアーティスト、ダミアン・ハースト。その日本初となる大規模個展「ダミアン・ハースト 桜」展が、国立新美術館で開催される。会期は3月2日〜5月23日。
ダミアン・ハーストは1965年イギリス・ブリストル生まれ。1988年のゴールドスミス・カレッジ在学中に「フリーズ」展を主催し、大きな衝撃を与えるととももに、「ヤング・ブリティッシュ・アーティスト(YBAs)」の誕生を示すきっかけとなった。
95年にはイギリスの権威あるアワードであるターナー賞を受賞。生と死、過剰さ、儚さをテーマに作品を生み出し続け、2012年にはテートモダンで大規模回顧展を開催。17年にはパラッツォ・グラッシとプンタ・デッラ・ドガーナで「難破船アンビリーバブル号の宝物」展を行い、話題を集めた。
本展は、国立新美術館とカルティエ現代美術財団が主催するもの。19世紀のポスト印象派や20世紀のアクション・ペインティングなどを独自に解釈した最新シリーズ「桜」を展覧する。
大きいもので縦5メートル、横7メートルを超える画面に描かれた桜。本シリーズは昨年、パリのカルティエ現代美術財団で初めて披露された。本展では、107点の同シリーズからハースト自身が作品を選び、展示空間を構成するという。